こんにちは。
今回は、優しい香りと美しい花姿で人気のハーブ「ラベンダー」の育て方をご紹介します。
香り・見た目・使い道の3拍子そろった癒し系ハーブで、ガーデニング初心者にもぜひ挑戦してほしい一株です。
目次
ラベンダーってどんなハーブ?
ラベンダーはシソ科の多年草で、南フランスや地中海沿岸が原産。
淡い紫色の花と、リラックス効果のある香りが魅力的です。
観賞用としてはもちろん、ドライフラワー・ポプリ・ハーブティー・バスアイテムなど、幅広く活用できます。
ラベンダーの主な種類(好みや気候に合わせて)
種類 | 特徴 |
イングリッシュラベンダー | 香りが最もよく、ハーブクラフト向き。耐寒性◎ |
フレンチラベンダー | 花の形が個性的。観賞用に人気。暑さに比較的強い |
デンタータラベンダー | フリル状の葉が特徴的。室内向けにも育てやすい |
ラバンディン | イングリッシュと多種の交配種。香り強く、ドライ向き |
ベランダ栽培にはイングリッシュラベンダー(寒冷地)、またはフレンチラベンダー(温暖地)がおすすめです。
栽培カレンダー
- 植え付け(苗):3~5月、9~10月
- 開花期:5~7月(種類によって差あり)
- 剪定・刈り込み:開花後、秋に整枝
- 収穫:開花直前~満開(香りが最も強い時)
ラベンダーを育てる基本条件
日当たりと風通し
- 日当たりがよく、風通しの良い場所がベスト
- 湿気が苦手なので、雨が直接当たらない環境が理想
土と鉢
- 水はけのよい、弱アルカリ性の土が◎(ハーブ用土または自作配合)
- 鉢はやや大きめ(6号以上)で通気性のある素材がベター(テラコッタなど)
水やり
- 乾燥気味に育てるのがポイント!
- 土がしっかり乾いてからたっぷりと。湿気がこもらないように注意
育て方のポイント
花が咲いた後は剪定を!
- 花が終わったら早めにカットすることで、株の形が整い蒸れ防止にも
- 秋にも軽く刈り込んでおくと、翌春の花つきがよくなります
梅雨~夏は「蒸れ」に注意!
- 特に梅雨時期は葉が蒸れて病気になりやすいため、鉢を風通しの良い場所に移動 or 下場を間引いて風通しUP
よくあるトラブルと対処法
症状 | 原因と対策 |
葉が黒ずんで枯れる | 根腐れ or 蒸れ → 水やり控えめ&風通し改善 |
花が咲かない | 日照不足 or 剪定不足 → より日当たりの良い場所に |
葉が黄色に変色 | 水のやりすぎ or 根詰まり → 鉢替え・土の見直し |
ラベンダーの収穫と活用法
収穫のベストタイミング
- 花が7分咲きくらいのタイミングが香りのピーク
- 朝のうちに切ると精油成分がしっかり残って香りも◎
活用方法いろいろ
- ドライフラー:吊るして自然乾燥。インテリアに
- ポプリ・サシェ:布袋に詰めて香り袋に
- ハーブティー:乾燥花をブレンドして安眠用に
- ラベンダーオイル・バスソルト:癒しのセルフケアに
冬越しと長く楽しむためのコツ
- ラベンダーは寒さに比較的強い多年草(品種による)
- 冬は水やりを控え、乾燥気味に
- 株が古くなると花つきが悪くなるため、3~4年で株更新も検討
まとめ:ラベンダーの魅力は「香り・癒し・実用性」
- 初心者でも育てやすく、見た目も香りも◎
- 育てながら癒され、収穫後も活用できる万能ハーブ
- 日当たりと風通しを確保して、乾燥気味に管理するのが長持ちの秘訣!
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