こんにちは。
今回は、北欧料理やピクルスでおなじみの爽やかなハーブ「ディル」の育て方をご紹介します。
ふわふわとした見た目と、どこかウイキョウ(フェンネル)に似た香りが特徴のディル。
ベランダでも手軽に育てられ、収穫したてを料理に使えば、香りがぐっと引き立ちます!
目次
ディルってどんなハーブ?
ディルはセリ科の一年草で、原産は南ヨーロッパや西アジア。
細かく柔らかい葉には爽やかな甘さとややスパイシーな香りがあり、特に魚との相性は抜群!
「魚のハーブ(Herb of Fish)」とも呼ばれ、北欧、ロシア、中東の料理にもよく使われます。
栽培カレンダー
- 種まき:3~5月、9~10月(※移植に弱いので直播が◎)
- 発芽:約10日
- 収穫:葉は30cmくらいで随時/種は花後(7~8月)に採取
- 開花:6~7月(黄色の小花を傘状に咲かせます)
ディルを育てる基本条件
日当たり
- 日当たりと風通しの良い場所が理想
- 半日以上直射日光が当たるベランダが最適です
土と鉢
- 水はけの良い野菜用・ハーブ用の培養土でOK
- 鉢植えなら深さ20cm以上のプランターや鉢に1~2株が目安
水やり
- 表面が乾いたらたっぷりと
- 多湿は苦手なので、鉢底の排水性もチェック!
育て方のポイント
直播きがおすすめ!
ディルは移植に弱く、根をいじられるのを嫌う植物です。
苗からより、種から育ててそのまま育てるのが成功のコツ!
こまめな収穫でわさわさ茂る
- 若いうちから葉先を少しずつ収穫して使いましょう
- 摘み取ることで側枝が出てボリュームアップ!
よくあるトラブルと対処法
症状 | 原因と対策 |
茎がヒョロヒョロ伸びる | 日光不足 → より日当たりの良い場所へ移動 |
葉が黄色く変色 | 水のやりすぎ or 肥料不足 → 水控えめ&液肥を少量追加 |
途中で倒れる | 根の張り不足 or 成長しすぎ → 支柱を立てる or 植え替え検討 |
ディルの収穫と使い方
収穫のタイミング
- 草丈が20~30cmを超えるあたりから、柔らかい若葉を摘み取って使います
- 花が咲くと香りが弱くなるため、花が咲く前に葉をしっかり収穫しておくのがおすすめ!
種(ディルシード)の収穫
- 花後にできる実を乾燥させて収穫すれば「ディルシード」に
- 香りは葉より強く、スパイスとしてピクルスやカレーなどに使えます
料理での活用アイデア
- 魚料理に:サーモンや白身魚のグリル・マリネ・ムニエルに
- ピクルスの香りづけに:葉でも種でもOK
- ディルバター:刻んだ葉をバターに練りこんでパンや肉に添えて
- ハーブヨーグルトソース:ディル+ヨーグルト+にんにく+塩で万能ソースに!
冬越しは基本なし(1年草)
ディルは一年草のため、冬を越さずに枯れていきます。
秋に種まきした場合でも、寒さに弱いため冬はビニール温室や室内での保護が必要です。
毎年春~秋に種まきから育てるのが基本スタイルです。
まとめ:やさしい香りと繊細な葉が魅力の料理向けハーブ
- ベランダでも気軽に育てられ、魚料理やピクルスに大活躍
- 種から育てるのが基本!移植に弱い点に注意
- 若葉のうちに収穫すれば、香り豊かなハーブライフが楽しめます
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