こんにちは。
今回は、香りも料理の幅も広がるハーブ「フェンネル」の育て方をご紹介します。
すっと伸びた葉と爽やかな香りが特徴のフェンネルは、見た目も美しく、育てる楽しさと使える喜びが両方味わえる、ちょっと大人なハーブです。
フェンネルってどんなハーブ?
フェンネルはセリ科の多年草(または一年草)で、地中海沿岸が原産。
甘くてスパイシーな香りと、ほんのりリコリス(甘草)風の味が特徴です。
料理には葉・茎・種(フェンネルシード)とすべての部位を使える万能ハーブで、特に魚料理との相性は抜群!イタリアン・フレンチに欠かせない存在です。
目次
フェンネルの種類(育てたい目的で選ぼう)
種類 | 特徴 |
スイートフェンネル(ハープフェンネル) | 葉と種を使うタイプ。観賞用・香り用にも◎ |
フローレンスフェンネル(球根フェンネル) | 根元が肥大化し、野菜として食べられるタイプ(フィノッキオ) |
栽培初心者は、スイートフェンネルがおすすめです。
栽培カレンダー
日当たり
- 日なたを好む → 半日以上しっかり日の当たる場所で育てましょう
土と鉢
- 水はけと保水性のある肥妖な土(市販のハーブ・野菜用培養土でOK)
- 鉢植えの場合は深め(20cm以上)の鉢やプランターを選んで下さい
水やり
- 土の表面が乾いたらたっぷりと
- 多湿は苦手なので風通しも確保
育て方のポイント
間引き・株間をしっかりと
フェンネルは大きく成長する植物なので
株間は30~40cmほどしっかりと取りましょう。鉢植えなら1鉢1株が基本です。
他の植物との混色には注意!
フェンネルは他の植物の成長を抑制する「アレロパシー(植物同士の干渉)」の性質があります。
特にディルやミントとは離して育てるのが無難です。
よくあるトラブルと対処法
症状 | 原因と対策 |
成長が止まった | 根詰まり or 肥料切れ → 植え替え&追肥を検討 |
アブラムシの発生 | 風通しが悪い or 葉が密集 → こまめに剪定&天然防虫剤を活用 |
葉がしおれる | 水不足 or 過湿 → 水やりのタイミングを見直す |
フェンネルの収穫と使い方
葉の収穫
- 柔らかい新芽の葉をこまめにカット
- 香りが強いので、料理の仕上げに少量ずつ使うのがポイント
花と種の収穫
- 花は観賞用にも◎
- 花後にできる「フェンネルシード」は、乾燥させてスパイスとして使えます
活用方法いろいろ!
- 料理:魚のグリル、サラダ、ピクルス、パスタに
- スパイス:フェンネルシードはカレーやチャイに、焼き菓子にも
- ハーブティー:消化を助ける効果があり、リラックスに◎
- ポプリやサシェ:甘くエキゾチックな香りで癒し効果も
冬越しと育て直し
- 一年草タイプ(フローレンスフェンネル)は収穫後に終了
- 多年草(スイートフェンネル)の場合は、株元を切り戻して冬越し
- 寒冷地では鉢を軒下などへ移動しましょう
まとめ:見た目も香りも楽しめる、育てがいのあるハーブ
- 成長がはやく、丈夫で香りも強く個性的
- 料理やお茶、スパイスにも使えて実用性◎
- 他の植物との混植は避けつつ、単独でのびのび育てるのがコツ!
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