こんにちは。
今回は、ヨーロッパ料理には欠かせない香り高いハーブ「タイム」についてご紹介します。
乾燥に強くて丈夫。ベランダでも育てやすく、香りはもちろん、抗菌・防虫・リラックス効果もある頼れるハーブです。
目次
タイムってどんなハーブ?
タイムはシソ科の多年草で、地中海岸が原産。
スーッとした清涼感のある香りが特徴で、肉・魚料理との相性が抜群。
また、抗菌・防腐作用が高く、昔はハーブティーやうがい薬としても利用されていました。
主な種類(好みに合わせて選べます)
種類 | 特徴 |
コモンタイム | 香りが強く、料理にもっとも一般的。アップライトタイプ。 |
レモンタイム | レモンのような爽やかな香り。サラダやお菓子向き。 |
クリーピングタイム | 横に這うように育ち、グランドカバーにも。花もかわいい。 |
初心者には、コモンタイム or レモンタイムがおすすめです。
栽培カレンダー
- 植え付け:3~5月、9~10月(苗が出回る時期)
- 収穫:5~10月(花が咲く前が香り◎)
- 開花:5~7月ごろ(白~ピンクの小花)
タイムを育てる基本条件
日当たり
- 1日中よく日の当たる場所が理想
- 日照不足だと香りが弱くなり、徒長しやすいです
土と鉢
- 水はけのよい土を使う(市販のハーブ用培養土でOK)
- 鉢は深さ20cm以上、通気性の良い素焼き鉢がベター
水やり
- 乾燥気味を好む → 土が乾いてからたっぷり
- 冬は控えめに。過湿による根腐れに注意
育て方のポイント
摘芯と剪定で形をキープ
- 茎と先端を摘むことでわき芽が増え、こんもりとした株に
- 花が咲き終わった後や、枝が木化してきたときは刈り込みして若返りを
風通しと乾燥がカギ!
- 湿度が高いと病害虫の原因に。風通しの良い場所に置く
- 梅雨時などは雨ざらしにしない工夫を(軒下に移動など)
よくあるトラブルと対処法
症状 | 原因と対策 |
茎が細長くなる | 日照不足 → より明るい場所へ移動 |
根腐れする | 過湿 → 鉢底石を入れて排水改善+水やり見直し |
香りがしない | 肥料のやりすぎ or 日照不足 → 無肥料&日当たりUPを試す |
タイムの収穫と活用方法
収穫のコツ
- 葉がやわらかい新芽を摘むのがベスト
- 花が咲く前の時期が、最も香りが良い
活用いろいろ!
- 料理:ローストチキン、スープ、マリネなどに
- ハーブオイルやビネガー:香りづけにぴったり
- ハーブティーやうがい液:喉のケアやリラックスに
- ドライにして保存:枝ごと吊るして自然乾燥すれば、長持ちします
冬越しと更新のコツ
- 寒さには比較的強いが、霜が直接当たる場所は避ける
- 古い枝は木のように固くなるため、年1回の剪定や株の更新がおすすめ(挿し芽で更新も可)
まとめ:香りも効能も満点!育てて損なしのハーブ
- 丈夫で育てやすく、乾燥にも強い
- 香り・味・抗菌力を兼ね備えた万能ハーブ
- 料理やティータイムがちょっと特別になる
「香りのある暮らし」タイムをひと鉢、取り入れてみませんか?
毎日のキッチンやべランダが、ちょっと素敵な空間になりますよ
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